今日も会社はあります

社長をしています。インドで僧侶も少ししています。 会社のこと、家族のこと、病院のこと、たまに海の向こうの面倒なこと。 だいたい大変ですが、今日も会社はあります。

第7回 毛穴に負けそうなので、人体実験を始めました。

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サントリーのVARONを買いました。

バロン。
名前が強いです。

最初に聞いた時、
犬かと思いました。

「バロン、こっちへ来い」
と言いたくなります。

でも、化粧品でした。

なぜ買ったか。

シワです。
毛穴です。
顔全体の老朽化です。

建物で言えば、
外壁にクラックが入り、
目地が痩せ、
屋上防水もそろそろ怪しい感じです。

要するに、
大規模修繕の時期です。

ただ、人間の顔には足場が組めません。

組めたら組みたいです。

朝、鏡を見ると、
顔が疲れています。

本人より顔の方が疲れています。

「社長、大丈夫ですか」
と聞かれたら、
本当はこう答えたいです。

「会社は大丈夫です。
顔が少し厳しいです」

そんなわけで、VARONを試しています。

説明を読むと、
大人の男性向けらしいです。

大人の男性。

便利な言葉です。

だいたい、
疲れたおじさんのことを、
広告では大人の男性と言います。

ありがたいです。

俺も今日から、
疲れたおじさんではありません。

大人の男性です。

VARONを顔に塗ります。

すると、少しだけ、
自分を大事にしている人の気持ちになります。

普段は自分を大事にしていません。

会社。
家族。
不動産。
病院。
たまにインド。

自分の顔は、だいたい後回しです。

その結果が、今の毛穴です。

毛穴は正直です。

帳簿より正直かもしれません。

ごまかせません。

ただ、これは自分のためではありません。

みんなのためです。

人体実験です。

もし綺麗になったら、報告します。

もし変わらなかったら、
何もなかった顔をします。

その顔も、毛穴だらけだと思います。

でも、いいんです。

挑戦することに意味があります。

経営も美容も同じです。

試してみないと、わかりません。

見積書だけ見ていても、現場はわかりません。

広告だけ見ていても、毛穴は閉じません。

だから塗ります。

今日も塗ります。

明日も塗ります。

そのうち、
渋沢栄一みたいな肌になるかもしれません。

ならないかもしれません。

たぶん、ならないです。

でも、少しは何とかしたい。

今日も会社はあります。

そして、毛穴もあります。

また書きます。たぶん。