昨日に続いて、小学校の話です。
最近、小学校のことをよく考えます。
仕事をしているはずなのに、小学校のことを考えています。
給食から教育論が始まり、
公園から人生論が始まります。
かなり面倒な父親です。
私立の子は、だいたいいい子です。
もちろん全員がそうとは言いません。
でも、全体的に落ち着いています。
親も常識的な人が多い印象です。
連絡もちゃんとしている。
服装もちゃんとしている。
話もちゃんとしている。
ちゃんとしすぎていて、こちらが少し背筋を伸ばします。
一方、公立にはいろんな子がいます。
本当にいろんな子がいます。
元気な子。
静かな子。
妙に大人びた子。
ずっと走っている子。
なぜか毎日、砂を持っている子。
給食のおかわりで目が変わる子。
小学校というより、小さな市場です。
親もいろいろです。
丁寧な人。
大ざっぱな人。
とても明るい人。
少し謎の人。
たぶん、向こうから見たら僕も少し謎です。
坊主頭で、コムスに乗っていて、たまに教育論を語る。
しかも話が長い。
かなり面倒です。
でも最近思います。
公立のその「いろいろ」が、子どもには大事なんじゃないか。
社会に出たら、いろんな人がいます。
話が通じる人もいれば、通じない人もいます。
約束を守る人もいれば、急に消える人もいます。
メールの返信が早い人もいれば、伝書鳩より遅い人もいます。
世の中は、だいたい公立です。
会社で言えば、大手企業は私立っぽいです。
制度がある。
人材がそろっている。
教育も整っている。
会議室もきれい。
ホワイトボードのペンも、たぶんちゃんと出ます。
これだけで、かなりすごいです。
中小企業は、公立っぽいです。
いろんな人がいます。
急に休む人もいます。
急に頑張る人もいます。
昨日まで普通だった人が、急にエースになることもあります。
逆もあります。
困ります。
でも、面白いです。
ホワイトボードのペンが出ない時もあります。
しかも、そういう日に限って会議があります。
仕方ないので、薄い字で乗り切ります。
中小企業は、だいたい薄い字で乗り切っています。
僕は中小企業の社長です。
整った世界だけで勝負しているわけではありません。
いろんな人がいる中で、なんとか形にする仕事です。
現場もそうです。
不動産もそうです。
ホテルもそうです。
予定通りにいかない。
人が来ない。
物が遅れる。
雨が降る。
急に謎の問題が出る。
そして最後に、だいたい僕が出ていく。
これが中小企業です。
だいぶ公立です。
私立が悪いわけではありません。
公立が絶対に正しいわけでもありません。
私立には、整った良さがあります。
公立には、いろんな人の中で育つ強さがあります。
合う人。
合わない人。
強い子。
優しい子。
ずるい子。
面白い子。
なぜかいつも泥だらけの子。
そういう中で、人を見る目が少しずつ育つのかもしれません。
親としては心配です。
できれば、いい子ばかりの中で平和に育ってほしい。
でも、世の中はそうではありません。
世の中は、だいたい公立です。
ホワイトボードのペンは出ない。
予定通りにもいかない。
変な人もいる。
自分も、まあまあ変です。
でも、たまにカレーが残っている日があります。
全部うまくいかなくても、カレーが少し多めに食べられる日がある。
人生、そのくらいの希望で十分です。
結論。
私立には私立の良さがあります。
公立には公立の強さがあります。
大手には大手の良さがあります。
中小には中小のしぶとさがあります。
僕は中小企業の社長です。
たぶん、だいぶ公立寄りです。
今日も会社はあります。
また書きます。たぶん。