今日は、不動産を買わせていただきました。
なかなかクセのある物件です。
かなりクセがあります。
普通の人なら、
「ちょっと難しそうですね」
と言うかもしれません。
でも、僕はこういう物件が好きです。
変な物件ではありません。
クセのある物件です。
ここは大事です。
人間でもそうです。
クセがある人は面白い。
クセが強すぎると、少しだけ距離を取ります。
物件も同じです。
今回の物件も、安いのか高いのか、正直、判断に迷いました。
数字を見る。
悩む。
条件を見る。
また悩む。
現地を見る。
好きになる。
一番危ない流れです。
不動産屋としては、数字で判断すべきです。
社長としても、冷静であるべきです。
でも、たまにあります。
「あ、これ好きだな」
という物件。
危ないです。
かなり危ないです。
恋愛と不動産は、少し似ています。
好きになると、急に欠点が見えにくくなります。
雨漏りすら、個性に見えてきます。
だいぶ危険です。
もちろん、今回はちゃんと考えています。
たぶん。
詳しい内容は、個人情報もあるので書けません。
ただ、売主様ご夫婦が本当に素晴らしい方でした。
穏やかで、品があって、空気が柔らかい。
理想的な年の取り方だなと思いました。
僕もああなりたいです。
今のところ、かなり遠いです。
まだ、だいぶガチャガチャしています。
売主様ご夫婦は、空気が柔らかい。
僕は、だいたい着信音が鳴っています。
将来ああなれるのか。
それとも、ずっと「領収書どこいった」と言っているのか。
後者の可能性が高いです。
契約は無事に進みました。
契約中は、一応ちゃんとしています。
書類を見る。
説明を聞く。
うなずく。
判子を押す。
社長っぽい顔をする。
かなり頑張りました。
ところが、契約が終わった瞬間です。
急にお腹が空きました。
そういえば、朝から何も食べていません。
さっきまで不動産のことを考えていたはずなのに、頭の中にたこ焼き屋が開店しました。
いらっしゃいませ。
早いです。
出店が早いです。
普通なら、契約の余韻に浸るところです。
「いいご縁だったな」
「この物件をどう活かそうか」
そう考えるところです。
でも、僕の頭に浮かんだのは、たこ焼きでした。
数千万円の物件を買って、考えることがたこ焼き。
人間の器がよく分かります。
車が来るまで少し時間があります。
これはもう、たこ焼きです。
買うしかありません。
不動産では悩みました。
たこ焼きでも少し悩みました。
6個か8個か。
ソースか塩か。
青のりは歯につかないか。
意外と論点があります。
不動産より、表情が真剣だったかもしれません。
契約前には、4月末に取材を受けたテレビ番組の放映もありました。
支配人の受け答えが抜群でした。
かなり面白い。
想像以上に良かったです。
実は、その取材の場には僕もいました。
いましたが、支配人の受け答えが良すぎて、途中から少し観客になっていました。
社長なのに、見ていました。
「うまいなあ」と思っていました。
同じ会社の人間なのに、感想が視聴者です。
あの人は、やっぱり持っています。
ホテルの顔として、相当な貢献です。
僕も一応そこにいました。
ただ、支配人がちゃんと前に出てくれたので、僕は横でうなずく係です。
役割分担です。
たぶん。
今日は、不動産を買いました。
テレビ放映もありました。
支配人も活躍しました。
売主様ご夫婦には、いい年の取り方を見せていただきました。
そして最後に、僕はたこ焼きへ向かっています。
情報量が多いです。
クセのある物件。
素敵なご夫婦。
頼れる支配人。
空腹の社長。
脳内で開店するたこ焼き屋。
まとまりはありません。
でも、悪くない一日です。
不動産を買った日なのに、最後に残ったのはたこ焼きでした。
会社は少し前に進みました。
僕のお腹も、少し前に進みました。
今日も会社はあります。
また書きます。たぶん。